こんにちは、ぱんだぬきです。
前回の記事、親子ワークショップ向けの
冷凍パン生地利用の試作でした。
親子ワークショップを考える(冷凍パン生地) - たぬきのぱんやさんにっき
生地は講師が準備するもので、
参加する子どもたちは粉がパンになるところは見られません。
そこで次は、
粉から始めるパンづくり
がテーマです。
2歳児とお母さんが楽しめるワークショップに
必要なことは何だろう?
難しいことは何だろう?
<粉からパン生地を短時間に作る>
今回も有り合わせの素材で、まずはやってみます。
考え方のポイントは
- 捏ね始めから焼き上がりまで1時間を設定する。
- 手や台を粉だらけにしない。
- こね上がりを見極める方法は?
- 発酵過程をみえるようにする。
- 発酵の時間に何をする?
- イースト臭さを緩和する方法は?
これを頭に入れて、作ってみました。
<計量と捏ね>
粉だらけにならず手を汚さずに込めるため、
チャック付きビニール袋を利用します。
粉類(強力粉、塩、砂糖、ドライイースト)を袋で計量します。
粉は70g~80gが小さい子にも捏ねやすいかな。
塩、砂糖、今回は野菜パウダーも入れてあります。
油脂と卵をそれぞれ計量するのは大変なので
マヨネーズ10gで代用を絞り入れ
ぬるま湯大さじ3を入れて口を閉めます。
チャックまで汚れてしまうと面倒なので、
ちょっと下を輪ゴム化クリップで止めるといいでしょう。
次は手でもむようにしてコネコネ。
これは子どもが大好きな作業。
温かな手でコネコネしているうちに
サラサラな粉がベトベトになり
ベトベトがだんだんまとまり、
ビニールからはがれてくるようになります。
そうしたら捏ね終わり。
輪ゴムを外し、生地をまとめ、
空気を抜いてきちんと口を止めて、
お風呂くらいのお湯につけて発酵させます。
写真は発酵前後の比較です。
手で押してガス抜きし、生地を平らにします。
ビニール袋の両端を割いて広げます。
ほうれん草の緑の生地は、ここで6等分。
小さい子には芯に何か入れると丸めやすい。
五弁の花型に並べてみました。
ソフトクッキー生地をかけて
グラニュー糖を振り、メロンパン風に焼き上げました。
もう一方は
シナモンロールなら、
シナモンシュガーと砂糖を振って
くるくる巻いてカット、
切り口を上に天板にに並べます。
オーブンを温める間室温において焼き上げました。
ここまでで、軽量から50分ちょっとです。
<作ってみて>
袋で捏ねても、ちゃんとパンになりました。
とりあえず成功です。
一次発酵後の生地の力が弱いので、
成型の時かなりべとつきます。
一次発酵後にもう一度軽く捏ねると
いいかもしれませんが
そうすると10分余計かかります。
短時間で作るためにイーストが多いし
捏ねも弱いので、
シンプルな生地だけでは
イースト臭が気になるかもしれません。
生地に野菜パウダーを入れたり、
スパイスやチョコ、メロンパン風など
味をつけるといいと思います。
粉からパンまでを1時間弱で経験できるのは楽しいと思います。
特にメロン生地を乗せると、
生地のふくらみがよくなるので、
おすすめの方法です。