こんにちは、ぱんだぬきです。
最近、東京でお総菜の販売をしている方と
お友達になりました。
かささぎ食堂さん、と言います。
手作りのおいしいお総菜をごちそうになって、
子ども向けの料理教室などもなさってるとのことで
いろいろお話させていただいたのでした。
そのかささぎ食堂さんから、
冷凍パン生地を作って、
短時間のワークショップをするのはどうだろうか?
とのアイデアをいただきました。
親子のワークショップ、楽しそうです。
でも、ぱんだぬきは冷凍生地を使う発想が
これまでありませんでした。
「小学生が粉からこねてパンを作る」ということに
固執していたことを反省しています。
そのうえ、冷凍生地というと、
成型後に冷凍して、
解凍、二次発酵後にそのまま焼くもの、
冷凍には急速冷凍が必須、との思い込みがありました。
アイデアを聞いて、作ってみたくなりました。
<冷凍パン生地を試作する>
家にあった有り合わせの素材で、
まずやってみました。
まず、注意点は
- 冷凍するので生イーストの配合を多めにする
- リッチなパン生地 卵、砂糖、油脂多め
- 生地がだれることを予想して水分は少なめ
- 一次発酵を終えて冷凍すると解凍中に過発酵になるかも
- 解凍後に初心者が扱いやすいこと
- 分割から焼成までに40分でできること
これを目標にして、リッチなパンを
フードプロセッサーで捏ねました。
まとめて容器に入れて20分室温で発酵させました。
その後ガス抜きしてチャック付きビニール袋入れて、
上から押して平らにならし、冷凍室へ。
<室温で解凍する>
前夜、凍らせた生地を冷凍庫から取り出します。
2時間、室温(真夏なので朝から30度)放置で解凍。
案の定、倍くらいに膨らんでいます。
<分割成型>
ビニール袋の横を割いて、生地を取り出します。
このビニールが作業マットになります。
適当に分割して、並べます。
具材を中心において、包んでいきます。
水っぽくない、油っぽくないものが
包みやすいです。
あり合わせをなんでも包みます。
この段階でも生地はひんやり冷たいです。
小さな肉まんがたくさん並んだようです。
<仕上げ、焼成>
中身を包んで丸くなった生地を
クッキングペーパーの四隅をねじって作った簡易型に
間をあけずにどんどん並べます。
卵をぬって、
デコ材料は何ももっていないので
ハサミで口を開け、
インスタントコーヒーを少量の湯で溶いて
目をつけてみました。
ちょっと変な顔ですが
にこちゃんがたくさん並んだ風になりました。
ヒヨコのくちばしにしたかったんだけどな。
ここでふつうは二次発酵ですが、
嘴をつけたり、目をつけたりという作業に時間がかかるし、
子どもの手は温かいのでどんどん発酵が進むので
あえて二次発酵は取りません。
オーブンで焼くこと18分ほど。
顔たちは一回り膨らんで窮屈そうでかわいいです。
インスタ映えとは対極の仕上がりですが
短時間でパンになりました。
生地の表面の目が粗いのは、
分割後のガス抜き丸めを省略したから。
丸目をしてから成型すればもっときれいに仕上がります。
幼児向けの親子教室、
楽しそうだな、と思います。