こんにちは、ぱんだぬきです。
子どもパン教室の今月のパンのひとつ、
ねじりドーナッツ風。
くるくるとねじる成形が楽しいパンです。
細く伸ばした生地をまずねじって、
両端を合わせると、あらふしぎ、
クルンクルンとこの形に落ち着きます。
縄をなうのと同じ原理です。
そして、このパンの面白い点がもう一つ。
揚げない揚げパンなこと。
子どもパン教室のパンなので安全のため
イーストドーナツですが、揚げていません。
いわゆる焼きドーナツとは違います。
普通焼きドーナツは ケーキドーナツといって
パウンドケーキやホットケーキのように
ベーキングパウダーで膨らませているので
マドレーヌとそんなに変わりません。
ま、だから脂っこくないのですけど
揚げてこそドーナツとも言えると思うのです。
そう言いつつ、これは揚げません。
焼くときにシュガートーストスプレッドをたっぷり乗せ
一つずつケースに納めて焼くことで
小さな鍋で揚げたような状態にします。
焼き上がりを選網に乗せないと
油が固まって食べられたものではありません。
フライと同じです。
ケースにはこんなに油が残ります。
その上、シュガートースト用のスプレッドなので
揚げたあとにお砂糖を絡める必要はありません。
さくさくに仕上がるのはこのスプレッドに使われている油の融点が高いから。
豚カツをラードで揚げるとサクッとするのと同じ原理です。
だから、おうちで気軽にちょっとだけ、
揚げたてさくさくのドーナツが食べられるんです。
素敵じゃありませんか?
ちゃっちゃかパンは作るのは簡単ですけど、
たくさんの工夫や科学的根拠が作り出した
究極の時短パンとも言える、と自負しています。
面白いと思っていてだけたでしょうか。
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