こんにちは、ぱんだぬきです。
GOTOキャンペーンの連休です。
本来ならオリンピックの始まりでした。
感染者数は今日も増えてしまったよう。
学校の夏休みも始まらないし、
梅雨も明けない雨の連休初日。
家で何する?
昨日TVを何気なくつけたら、
Eテレで「パンのある幸せ」の再放送。
クロワッサンの回でした。
お笑いの麒麟の田村さんが遊佐晶子さんの指導で、
クロワッサンを作る場面がありました。
遊佐さんオリジナルの時短レシピで二時間半とのこと。
世界最速クロワッサンレシピは譲れない、
と思っているぱんだぬき、
70分でクロワッサンレシピを持ってます。
夏にも作れるかは自信がないです。
分量も作り方も出ていたので慌てて録画し
ゆっくり、じっくり見ました。
250gの小麦粉から6個のクロワッサン。
使うバターは100g、すべて折りこみ用で生地には練りこまない。
水は150g、対粉60%なので、クロワッサンにしては多め。
砂糖、塩、イーストの分量は
ほぼホームベーカリーの食パン一斤分と同じくらい、
というのが分量を見た印象。
とにかく、
TVでお家で出来るクロワッサン、と
こんな季節に紹介しているんですから、
やってみるしかありません。
今日の天気は雨、室温25℃。
バターの溶け切らないギリギリの温度。
でも夏のクロワッサンは初めてです。
はい、作ります!
スタート。
1.バターをシート状に加工する。
TVでは薄くカットしたバターをラップにはさんで
麺棒で押し付けて17㎝角にしていましたが、
私は18㎝のジップロックに打ち粉とともに入れて、
太い麺棒でたたいたりのしたりして加工します。
加工した後は冷蔵庫で保管します。
TVでは冷凍とも冷蔵とも言ってなかったけれど、
伸びの良いまま保存したかったので冷蔵です。
2.粉類をよく混ぜたところへ一度に水を入れて捏ねます。
水の温度は25℃、粉の温度も25度でした。
ぱんだぬきは箸でいったん混ぜてから
手で捏ねてまとめます。
TVと同様、ボウルの中でまとめましたが
混ぜにくいです。
作業用のスペースやシートがあるなら、
台に出して捏ねたほうが数段楽な気がします。
3.ざっと混ぜたら5分冷蔵庫で寝かし、
丸めなおしてもう10分冷蔵庫で休めます。
この時点で一次発酵の終了です。
4.バターを包みます。
生地を25㎝角に延ばします。
バターを包むので、こうして大きさを確かめます。
1.のバターをジップロックを破いて取り出して
ハスに乗せます。
生地の角を折り返して、バターが出ないようにくっつけます。
TVでは打ち粉は使用していませんでしたが、
生地が傷むし、ぱんだぬきは木の麺棒を使うので、
打ち粉は気にせず使用しています。
5.バターを包んで、そのまますぐに麺棒で伸ばします。
バターが緩んでしまうと作業ができないので
時間の勝負です。
写真を撮っていられませんでした。
幅はそのまま。25㎝長さです。
25㎝になったら三つ折り、
濡れ布巾とビニールに包んで冷凍庫で10分。
まだ厚みのあるバターが凍ってしまうといけないので、
放置しすぎに注意します。
6.冷凍庫から出して伸して三つ折りして10分冷凍
をあと二回繰り返します。
ココはTVでは省略、テキスト参照とのことでした。
ぱんだぬきは18㎝×40㎝くらいに延ばしました。
7.計三回の三つ折りと冷凍庫10分ずつを終え
生地を平行四辺形に成型します。
長辺が30㎝、幅は15㎝、と言っていました。
上辺と底辺は5㎝ずらします。
ここまでしたら、濡れ布巾をかけて
冷蔵庫で20分休ませます。
8.カットして巻きます。
二等辺三角形6個にカットします。
両端は落としますが、
底辺に当たる部分は落としません。
底辺の真ん中に1㎝くらい切り込みを入れて巻きます。
ここは打ち粉なしにしたら、
生地がべたついて表面が荒れてしまいました。
9.室温で35分最終発酵をします。
発酵後はこんな感じ。
生地が緩んだのがわかるでしょうか。
層ができています。
TVではバターの層が見えていて、
もしかしたら三つ折りは二回だけなのかもしれません。
二回繰り返す、とテロップに出ましたから
あと二回、と理解しましたが、
全部で二回の間違いだったかも。
10.発酵終了後にオーブンを200℃に予熱し、
17分焼きました。13分で前後を入れ替えたら
心持ち、沈んでしまったように思います。
TVでは200℃15分、と言っていたのですが
焼き色にむらがありそうで、13分で戸を開けました。
これがいけなかった。
15分焼いてから入れ替えて
二分焼き足すのが正解だったかな。
しっかり層の出たクロワッサンの焼き上がり。
仕上がりまで2時間半、ちょうどでした。
食べてみて。。。。
ザクザクとした固めの食感のクロワッサンです。
内層もふんわりというよりはしっかり層が分かれています。
持った感じは重くふくらみが足りない気がします。
層はしっかり浮いているので、折りこみは問題なし。
250gの粉から6個と大きめの分割なので、
成型時にはもう少し大きく伸ばして、
二等辺三角形の底辺12㎝、高さ22㎝くらいにしたら、
一回り大きく軽いクロワッサンになったかと思います。
生地を伸ばしにくかったのはたぶん、
練りこみの油脂がなかったからかな。
すこし卵を配合すればふんわりしたかと考えます。
それにしても、夏にクロワッサン、
作れるようになっていました。
パン教室では冬季限定でしかお教えしていませんし
自分でも冬しか焼きませんでした。
昨年の子どもパン教室用に開発した
促成レシピも冬限定です。
パンを焼くようになって20数年。
クロワッサンはよく焼くパンではありませんが
うまくなったと自分でも思います。
夏用クロワッサンレシピも作れそうな気がしてきました。
NHKさん楽しい番組をありがとうございます。
遊佐晶子さんにも、麒麟の田村さんにも感謝。
麒麟の田村さんは
「ホームレス中学生」の作者さんですね。
お父さんの「解散!」の一言で一家離散してから
野宿したり、飢えたり、人に助けられたりして
逞しく生きてきた話、衝撃的でした。