たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

梅雨入りに思う

 こんにちは、ぱんだぬきです。

 

台風かと思われるような風が吹き

時折、ザ~っと雨が降ります。

梅雨入りです。

 

この雨の予報に、

お隣の奥さんがお庭の百合をくださいました。

きれいなピンク色です。

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百合も雨の季節の花なのですねえ。

 

百合と言えば、バス停の近くには

大きなユリノキがあります。

百合の木の花は上を向いて咲くので、

よほどそのつもりで見上げていないと

咲いても全然気が付きません。

 

昨日、通りかかった時に立ち止まって

見上げ、よくよく目を凝らしてみました。

蕾があるように見えました。

百合の花とユリノキの花は

同じ季節の花なんだ、と気が付きました。

近くの歩道橋に登れば花が見えたかもしれませんが、

そのまま通り過ぎてしまいました。

見てくればよかったな。

 

このユリノキの花、昨年も見ていますが、

季節を覚えていませんでした。

www.pandanuki.com

 

 

気が付かないでいる事って、

いくらでもあるものです。

 お菓子でも作ろうかなと思いまして、

この暑さに焼き菓子でもないなあ…と

マスカルポーネチーズを買って、

ティラミスを作ることにしました。

 

ゼリーとかババロワとか、

クリーミーな柔らかな冷菓は

あまり作ることがなく 

ぱんだぬき人生二度目のティラミス作りです。

 

作ってはいませんが家にあるレシピ本で調べると

何種類も作り方があります。

 

生クリームを混ぜるタイプ、

卵黄に火を通すタイプ、

少量のゼラチンを入れるタイプなど。

 

二人暮らしで一日では食べきりませんから、

卵黄には火を通し、

ゼラチンでふんわり感を保つことにしました。

 

卵黄に砂糖を加え湯煎して泡立て

メレンゲを混ぜて、

ラム酒で香り付けし、

少量のゼラチンをくわえます。

 

容器はカッコ悪いけれど、

蓋つき保存容器、ジップロックです。

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冷凍してあったスポンジをスライスし、

少量の湯で溶いてラム酒をくわえた

インスタントコーヒーをしみこませて

クリームと重ねます。

コーヒーをしみこませたスポンジと二段に重ねます。

 

 茶こしでココアをたっぷり降って出来上がり。

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しっかり冷蔵庫で冷やして固めます。

 

横から見るとこんな感じ。

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スプーンですくって。

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作り慣れないので、

レシピが決まるまではあれこれ悩みましたが、

始めてしまえば思ったより簡単でした。

 

 食感はゼラチンが入らないほうが好みで

コーヒーは濃い目をたっぷり使い

ココアもたっぷり降ったほうが

卵臭さが消えて美味しいだろうと思いました。

 

あまり作らないお菓子でも、

やってみると結構楽しいです。

気が付かずに通り過ぎてしまうユリノキの花。

作らずに過ごしていたティラミス。

ちょうどいい時に思い出さないと

そのまま、忘れてしまうような

いわば不要不急の事柄です。

 

そういう不要不急の事こそが

人生を豊かにするものかもしれません。

 

 

人間、パンのみに生きるにあらず、

バターもジャムも要るわけです。