たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

こどもパン教室のクロワッサン、復習しました。

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

寒くなりました。

教室はないのですが、パンを焼いています。

 

ちゃっちゃかフォカッチャは

まだ生まれて間もないパンなので、

まだまだ育てる必要があるのです。

 

季節による条件の変化に対応して

いつでも誰でもちゃんと焼けるように

一年を通して試作して育てていきたいです。

 

暖房のきいた乾燥した部屋。

朝晩の温度変化の激しい日のひんやりしたキッチン。

暖房が効いていても材料や道具が冷え切っている時。

 

どんなときにも焼ける簡単パンが目標です。

そんなわけで、試作が続いてパンが余り気味。

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朝もフォカッチャ、昼もフォカッチャ、晩もフォカッチャ

という日も出てきています。

 

でも、このフォカッチャ、朝の卵にも合いますが

ランチプレートでもOKだし、

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夜のワインディナーのテーブルブレッドとしても

アヒージョやポトフにも合うし

思い立ったらすぐできるのがいい所。

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とはいえ、ほかのパンも忘れてはいけないので、

この寒さで思い出しクロワッサンも焼いています。

 

一昨年の秋、まだこどもパン教室に90分かけていたころ、

子どもたちの要望を汲んでクロワッサンをメニューに乗せました。

 

普通に作ったら一日がかりのクロワッサン。

作りたいパンの上位に上がるクロワッサン。

手捏ねパンの難易度としても最上位に来るクロワッサン。

 

それを粉から始めて90分のこどもパン教室で教えるために

一昨年は春からずっとクロワッサンの試作をしていたのです。

 

ぱんだぬきが作って70分が制限時間でした。

抜ける所はとことん抜いて、

普通は三回三つ折りするところを4つ折り二回にしたり、

材料に工夫を加えたり、配合を調整したり、

これまでで一番苦労したパンでした。

 

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試作の中で一番きれいに焼けた時。

70分ジャストでした。

 

子どもたちが焼いたパンは・・・

勢ぞろいさせてみました。

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まな板に乗っているのはぱんだぬき作。

網に乗っているのはみんな子どもたちの力作です。

 

今は教室時間を75分にしているので、

このレシピは今お蔵入りです。

 

でも。

作らないでいると永久お蔵入りになっちゃうかな

と心配になって昨日、久しぶりに焼いてみました。

 

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寒かったので、70分では焼けませんでした。

粉から始めて成型終了までは40分。

昨日は寒くて作業はしやすかったですが

70分で焼き上げるとすると15分の最終発酵ではあまりに発酵不足。

最終発酵をいい感じまで待って、

このくらいに焼けました。

 

90分でクロワッサンなら

充分に時短レシピだと思います。

 

小学生のクロワッサンも、

もう少し時間があってあと15分発酵出来たら

もっと良い仕上がりになったと思います。

 

小学生にとってもそれまでに作ってきた普通のパンとは

まったく製法が異なったので、

とっても頑張ってくれたのです。

いつもは手を出さないぱんだぬき先生ですが

このときはちょっとお手伝いが必要でした。

 

ああ、でも懐かしい。

焼きたてクロワッサンのバターの香りに

みんな満足げで嬉しそうだったっけ。

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ちょっと大事に育てたい季節のレシピの一つです。