こんにちは、ぱんだぬきです。
先日、ものすごく久しぶりに横浜まで出かけました。
三年に一度の展覧会「横浜トリエンナーレ」という
現代美術の展覧会を見に行ったのです。
平日の猛暑の中で電車も美術館もスキスキです。
この展覧会、子どもが小さい頃からほぼ毎回観ています。
ぱんだぬきが現代アート好きになるきっかけになったもの。
最初に観た時にはヨーコ・オノの作品があったり
体験型、参加型の作品があったり、
並んで順に鑑賞する絵画ばかり観ていた私には衝撃的でした。
草間彌生さんの名前を覚えたのも、この展覧会。
でも、今回は規模も小さく、
多くのインスタレーションは難解で、
深く考えさせられるものが多く
わあ、きれい、楽しい、と見るだけで
済むものは少なかったです。
美術館に入ると、最初はこれ。
キラキラ輝いてきれいなのですが・・・
ぱんだぬきの写真では伝わりません。
ニック・ケイヴ<回転する森>2016
これは美術館の吹き抜けの会場の中心に広がっていて
チケットなしで見られます。すごくきれい。
体験型には赤いじゅうたんを敷いた床を表現したもの。
靴を脱いで歩いてみてください、というの。
体験型は手指の消毒が必須です。
ズザ・ゴリンスカ 《助走》2015/2020
体験と言っても歩くだけの物なのに、
手指消毒というお役所的な決まり事がちょっとおかしい。
足はいいの?って聞きたくなります。
この展示スペースを出たら、
きれいな立体展示がありました。
今回の中ではこれが一番好きです。
何処から見るかで違って見えるし。
エヴァ・ファブレガス 《からみあい》2020
エヴァ・ファブレガス 《からみあい》2020
この展示の隣のスペースは
器械体操の用具と音声のインスタレーション。
用具はみなゆがんだり曲がったりしている。
音声は聞いていていたたまれなくなる言葉の刃。
タウス・マハチェバ<目標の定量的無限性>
「出て行って」「顔も見たくないわ」
「あなたならできると思ったのに」etc.
冷たく言い放たれる言葉の数々が延々と繰り返されています。
長くは見ていられません。胸が苦しくなってきます。
係員さんに思わず、「ここの監視は辛くありませんか」
と聞いてしまいました。
交代があるからよいけれど、
それでも慣れるまでは大変だったとか。
実際、具合が悪くなってしまうお客さんもいるそうです。
第一会場、横浜美術館をでて
10分ほど歩いたところにプロット48に向かいます。
貸出日傘があったので借りてみましたが
ビル風に飛ばされそうで、直ぐ閉じてしまいました。
第二会場は第一会場よりさらに、
難解なインスタレーションが多くて、
頭の中に?をたくさんつけて横浜駅へ向かいます。
暑さも手伝いぐったりして帰ってきました。
最近入れてもらった、観るだけ美術部
厚木支部長を拝命していますが
神奈川県内の展覧会を見ることは少なくて
今日はやっと県内の展覧会を紹介出来ました。
ちょっとうれしいです。
これでわたしも明日は今日よりよい日になるかな。