たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

過去の積み重ねが今日の食事を美味しくする

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

今日は予定があって雨の中

夫さんと車で八王子へ出かけました。

 

帰り道にいくつか寄り道をして帰ってきました。

 

一つはショッピングモール。

結婚して最初に住んだところの近くです。

最近大規模にリニューアルして

毎日行列だったようなのですが

雨だし平日だし、と見に行きました。

 

思った通り、人は少なく、

フードコートのテーブルもまばらに配置され、

利用している人は更にまばらです。

ちょっと安心して、

サーティーワンでアイスクリームを食べました。

 

もちろん、キャラメルリボンです。

コツメの母さんさんが教えてくれたとおり、

ちゃんとキャラメルリボンありました。

懐かしくて、美味しかったこと。

 

そうだ、子どもたちが小さかった頃、

キャラメルクリームを作って

スーパーで買ってきたバニラアイスに混ぜ込んで

よく食べていたっけ。

美味しかったな。

それから、最近行きつけの魚屋さんも。

今日、目について買ったのはボタンエビ。

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ボタンエビと言っても、

サイズは甘えびと同じくらい。

ちびちゃんたち、20匹で400円。

夕飯のお刺身になりました。

 

一緒に乗ってるのは北海だこの炙り。

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20匹もいたので

剥くのはちょっと面倒でしたが

甘くてぷりぷりで美味しかった。

 

これはボタンエビですが、沢山の甘えびで

思い出すことがあります。

 

本当に子供だった頃、

新潟に祖母のさらに親戚にあたるうちがあり、

時々遊びに行っていました。

古いアルバムに囲炉裏の前で

姉と座っている白黒写真があります。

 

村の鎮守の神主さんの内で、

私たちが行くそれは可愛がって

もてなしてくれました。

おばあさんは料理がとても上手で、

茶碗蒸しや笹寿司など作ってくれました。

 

その中に丼に一杯の甘えびもありました。

甘えびの頭をボウルにいれて庭へ出て

ニワトリに食べさせたことも覚えています。

私たちを喜ばせるために町で仕入れてきて、

沢山剥いてくれたんだろうな、

他にもごちそうを作りながら

美味しいものをたくさん食べさせてやろう、って。

なんとありがたかったことでしょう。

 

ふと、ボタンエビを食べながら、

そんなことを思い出し、

夫さんに話して聞かせました。

 

今日の魚屋さん、もとは新潟寺泊の店です。

こんなエビだったんだろうな、と思います。

 

50年も前の甘えび。

実は味は覚えていないのですが

可愛がってもらった事とか、

色々な季節に行っていたので

裏山でトウモロコシやミョウガやワラビを取らせてもらった事

箱入りのたくさんのモモ。

海辺で食べたゆでたての松葉ガニ

川遊び、スキー、村祭り、などなど、

沢山の事を思い出します。

 

 

そんな思い出と相まって、

今日のボタンエビがしみじみ美味しかった。

 

懐かしさが日々の食事に味を添えるようになるのですね。

年齢を重ねるのもいいもんだ、と思えます。

 

今では連絡先もわからなくなって

不義理をしてしまっていますが

当に感謝しています。

ありがとうございました。