たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

不要不急の人

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

食卓の彩になればと庭に植えた

三つ葉や香菜や山椒など芽が出てきました。

アスパラガスもセロリやパセリも頑張ってます。

サラダの足しに、と蒔いたベビーリーフが

青々してきました。

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時々間引きながら料理に使っています。

 

そんな今日。

 

ついに、緊急事態宣言が出されました。

ぱんだぬきの住む神奈川県も

その範囲に入っています。

 

不要不急の外出は自粛しましょう。

 

不要不急

 

 

生きるために今必要な用か

今日でなければいけない用か

 

出かける前に考えて、

どうしても必要でなければ家にいましょう。

 

はい、そうしようと思います。

 

でもね・・・

 

ぱんだぬきには不要不急の用しかありません。

不要不急の人です。

 

もう子どもも大人になって家には夫さんと二人。

 

仕事はパン教室で、

誰にとっても生きていくために

不可欠なことではありません。

 

趣味はピアノで、

レッスンに行かなくても

家にピアノがあるので

出かけなくても弾く事は出来ます。

 

介護の必要な母がいますが

施設に入居して面倒を見ていただいているので

今は面会もできません。

 

小学校も休校なので

絵本の読み聞かせにも行かれません。

 

スーパーやドラッグストアは

行ってもいいですよ、と

言われていますが

いつものように売り場を眺めて

楽しんではいけないみたい。

 

いろいろ買ってきても

誰かを呼んで食事をすることもない。

 

そう考えてみると

私は不要不急な人なんだな・・・

この閉塞感と相まって

ちょっと寂しくなります。

 

でもね・・・

もっと考えてみると、

不要不急なことができるのが

人間の人間たるところで

それを文化というんじゃないか、

と思うのです。

 

 

ライオンのように

満腹になれば寝るしかないわけでなく、

 

カマキリのように、

卵を産めば死んでしまうのではなく、

 

子育てが終わっても

その経験を他の誰かに伝えられるし

音楽や美味しい料理は

人と人のつながりを強固なものにする。

 

人と人の距離を取るのが感染を防ぐ

唯一の方法なのだというけれど

いつまでもそんなことをしていたら

不要不急な人で終わっちゃう。

 

コロナなんかに負けていられない。

早くコロナを負かして、

不要不急なことができるようにしなくちゃ。

 

そのためには、

やっぱり、しばらく

自粛生活です。

おとなしく家にいましょう。

 

家で出来る不要不急なことに励みながら。

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