たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

バッハコーヒー

 


こんにちは、ぱんだぬきです。

 

おとといより昨日

昨日より今日と

急に寒くなりました。

 

昨日は午後から南千住のバッハコーヒーへ。

大阪のコーヒーの講習の先生の師匠のお店です。

 

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バッハコーヒーのある日本堤というその場所は

下町の中の下町、隣は吉原、

目を上げればスカイツリー

都電の終点三ノ輪橋の商店街からもほど近く、

一泊数千円の木賃宿がそこここに見受けられる、

労働者の街の風情が残る街でした。

 

その中にJ.S.バッハの顔を看板に掲げた

バッハコーヒーは一歩入ると別世界の喫茶店

入り口近くにはテーブル席、奥にはカフェカウンター。

お店には控えめにバロックの合奏曲が流れていて

カウンターの中には店長さんがいて

注文のコーヒーを次々淹れています。

 

お願いして、カウンターに通してもらいました。

給仕をしている女性たちもキビキビとして

椅子を引いてくれたり、荷物入れを用意してくれたり、

物腰も柔らかで、きちんとしていて

どこかの高級ホテルのバーにでも入ったような雰囲気です。

 

夫さんと二人だったので、

バッハブレンド(中深入り)とマイルドブレンド(中炒り)

二階の工房で作られているケーキは

チョコレートケーキとタルトタタンを選びました。

お菓子も主張が強すぎず、

でも洗練されたドイツ・ウイーン風のお菓子・

とっても美味しかったです。

 

カウンターに座って、後ろには

大阪の講習で見てきたものと同じ焙煎機。

カウンターには9個のドリッパーが並び、

コーヒーを淹れる店長さんの後ろには

産地も炒り具合も様々なコーヒーが並んでいます。

 

 

焙煎機を見て夫さんに説明していると、

店長さんが話しかけてくれました。

 

そこから、

講習に二日行ってきた話、

どんな実習をしてきたか、

私は主に子どものパン教室をしていて、

コーヒーも淹れられたら大人の教室にも良いかと思って、

とお話ししました。

 

大阪の本科の学生さんにも教えに行っている、とのこと。

ぱんだぬきが毎年パンの講習に通っているというと、

店長さんは辻調の国立の出身だそうで、

懐かしそうに話しをしてくれました。

 

またコーヒーについては

お店ではどうやって淹れているか、

産地による豆のいろいろ、

お湯の温度、

豆の炒り具合による淹れ方の違い

ドリッパーの形状とフィルターの形状のこと、

茶店という仕事について、など

たくさん話をしてくれました。

大阪で受けてきた講習の総復習のようでした。

 

帰りにはもちろん、

バッハコーヒーの陶製ドリッパー

・・・使ったその日からプロになる

と謳ってあるもの、と専用フィルター

そしてがグアテマラ・コンボステラの豆を買って

お礼を言って帰ってきました。

 

とても素敵なお店でした。