たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

角を曲がって、見えたものは

こんにちは、ぱんだぬきです

 

大きな台風でした。

被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。

ここ厚木は、相模川のほとりにあり、

今回も早くから警戒態勢でした。

備えはあっても憂いなしとはいきません。

幸い、この辺りに大きな被害はありませんでしたが

北関東のほうでは大きな被害が出ています。

 

さて、そんな台風が過ぎ去って、

きょうは今日は朝から快晴でした。

 

ぱんだぬきはピアノサークル。

小田急線の復旧を待って

一時間遅れ、との連絡を受け、

家から30分ほどの距離の文化会館へ

往復歩いて行ってきました。

 

いつも同じ道を歩くのも、

季節ごと、天気ごとに違うものがあって

楽しいのですが、

違う道は新しい出会いもあります。

今日はいつもとは違う角を曲がってみました。

 

初めて曲がる角は少し緊張します。

方向的にはあっていても、

行き止まりかもしれないから。

 

今日まがった道の先は

農家の庭先を通っていました。

ちいさな納屋、

垣根の向こうに見える里いもの葉。

 

まだ台風に煽られた葉が道に散乱し

お茶の木の垣根から落ちた実を

ぱりぱりと踏んで歩く感触。

マキの赤い実も落ちています。

 

畑の周囲に果樹の植えてある道。

色付き始めた柿や青いミカンなど。

昨日の台風にも負けず

多くの実が残っていました。

 

文化会館につくと、

ホールの催し物を待つ若い人たちの列。

電車が動いて、ほっとしていることでしょう。

 

一時間遅れのサークルは

いつもより少し少ない人数で、

淡々と進みます。

 

ぱんだぬきが弾くのは

チャイコフスキーの秋の歌。

秋そのものの、もの悲しい曲です、

 

お友達の譜めくりを頼まれたのは

ベートーベンの最後のソナタの二楽章。

こちらは心洗われる、

現世から天へ上るような曲です。

 

秋だなあ・・・

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サークルを終えて、

夕暮れの道を歩きます。

帰りも、初めての角を曲がり、

夕焼けを見ながら帰ってきました。

 

いつもの曲がり角を曲がると

いきなり目に飛び込んできたのは

出てきたばかりの、

大きな、まあるいお月様。

思わずケータイを出して写真を撮りました。

 

 

満月には少し足りないようですが

秋の月本当にきれいです。

 

 

角を曲がると

そこには違う世界が待っている。

見えなかったものがいきなり見えたりする。

思い切って曲がってみることも

時には大事なんだな、と。