たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

パッケリ、カネロニ、ラザニア・・・・パスタの世界

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

台風はまだ遠いというのに、

もう大雨が降っています。

もう、家にいるしかありません。

被害が少ないことを祈るだけです。

ラザニアでなくパッケリでラザニア?

昨日、パッケリで2品作って投稿しました、

パッケリ、最近スーパーでも見かけるようになりましたが、

見たことのない人も多いとおもいます。

マカロニのおばけみたいなパスタです。

 

 

ぱんだぬきはラザニアはこのパスタで作ります。

 

ミートソースとホワイトソースの層になった

ラザニアのグラタンをラザニアと呼びますが

ラザニアは本来板状の大きなパスタです。

パッケリで作ったら、ラザニアじゃないのかも。

 

過去に数回、ラザニアでラザニア(笑)を

作ったことがありましたが

板状のパスタを底の平たい鍋でゆでるとき、

うっかりするとなべ底にべったり張り付いてしまう、

パスタ同士もくっついて茹で上がらない部分ができてしまう、

ゆで上げた後も重ねておくわけにもいかず、

何とも作りにくいのでした。

そこで、このパッケリの出番です。

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パッケリを茹でて、ざるに上げると、

ラザニアの各種問題点が全部クリアできました。

もう、ラザニアを作るのにラザニアを買うことはないだろうな・・・

 

 

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茹でたパッケリをはさみで切って。

開いたら、ラザニアと名前を変えてもいいかもしれない。

耐熱容器に

ミートソース、パッケリ、ホワイトソース

と順に層に入れて行きます。f:id:pandanukichen:20180513212051j:plain

だいたい三層。一番上にチーズを散らして焼きます。

中温で20分ほど焼きます。

これが美味しくないはずがありません。

 

 

カネロニというパスタもある

 

ぱんだぬきがラザニアに初めて出会ったのは

たぶん小学生の頃です。

池袋のパルコにイタリア料理店がありました。

名前は何と言ったかな・・・思い出せません。

 

赤いギンガムチェックのテーブルクロスのほの暗い店内。

おおきな白人さんがふたり、

テーブルいっぱいに見えた大きな丸いお皿から、

薄っぺらい料理をくるくるっと丸めて

おいしそうに口に放り込んでいるのを見たのも

そのお店でした。

その時はそれがピッツァだとは知りませんでした。

初めてのピッツァは鮮明に目に焼き付いています。

 

麻布のキャンティを思わせるギンガムですが

キャンティではありませんでした。

洋食の好きな母と姉と、何度か訪れました。

 

そこで、ラザニアグラタン、カネロニグラタン、

というのを初めて食べました。

カネロニはパッケリを長くしたようなパスタで、

穴の中にひき肉の詰め物を入れて

ホワイトソースをかけてグラタンにして出てきました。

グラタン皿に、2本入っていただけと思います。

 

カネロニも買って作ってみたことがありましたが、

その時は茹でたパスタに具を入れるのが難しくて

ひび割れちゃって、ぐちゃぐちゃにできた記憶があります。

 

 

多彩なパスタ

 

スパゲッティーといえばミートソースかナポリタンだったし、

グラタンはエビマカロニグラタンだった私たちには

その多彩なパスタや初めて見るピッツァ、

クリームソースのスパゲッティー

緑色のソース(ジェノバソースだったのでしょう)が

なんと魅力的に見えたことでしょう。

 

そのお店で出会った後、いろんなパスタが気になりました。

自分でも料理をするようになると

ショートパスタ、ロングパスタ、生パスタ・・・

もっといろいろな種類があることも知りました。

 

 

マカロニがスパゲッティのように長いのとか、

ワンタンのように具がはさんであるラビオリとか、

ゴッドファーザーでクルンと作られていくのはニョッキだとか。

そうめんのように細いの、天使の髪という意味の名前だったな・・

ねじねじのフジッリ、貝の形のコンキリエ・・・

リボン型、キャラクター型、色もいろいろ、

スープの浮き実に使う小さなパスタ

お米のように小さなクスクスも一種のパスタですね。

本当に多彩です。

イタリア食材を売っている店を見るのは大好きでした。

買ってみても使いきれないこともありました。

それでも、楽しい買い物でした。

 

 

結婚して、子どもを育てて、

外食などほとんどしない期間が過ぎて、

レストランなどに行く機会があるようになりました。

ちょっとしゃれたイタリアン・レストランでは

多彩なショートパスタや自家製生パスタが

工夫を凝らしたソースで出てくるようになっていました。

初めて聞く名前のパスタも多いです。

 

そういうパスタを

日本にいながら食べられるって、

何とよい時代でしょう。

 

ああ、台風が過ぎ去ったら、

パスタを買いに行こう!