たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

鬼が来る

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

今日は節分。豆まきの日です。

豆もイワシも買いました。

庭に柊はないのでそれは割愛。

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母の見舞いに施設へ行くと、

ロビーでは豆まきの準備が始まっていました。

風邪気味の母は参加できないでしょうけど、

季節の行事を皆さん楽しまれそうです。

 

さて、我が家では節分になると

思い出される逸話があります。

 

我が家のリビングの壁には

子どもたちが幼かった頃の

絵や写真が飾ってあります。

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その中でも目を惹く赤鬼。

この鬼の絵は娘が年中のの時幼稚園で描いてきたもの。

 

 

画用紙一杯のトラのパンツの鬼。
ご機嫌でスキップしているようにさえ見えます。

 

実はこの前の年、

年少組の娘は幼稚園の豆まきで

本物の鬼に遭遇したらしく、

それから事あるごとに、

「豆まきの日は本物のおにが来るんだよ」

「鬼が来るから豆まきの日には幼稚園に行かない」

と言っていたのでした。

 

そして年中組の年明けには

「豆まきの日はお休みしたい」

と毎日のように言うようになっていました。

「ふんふん、本物の鬼が来るんだ、」

「そうだねえ、怖いねえ」

「豆でやっつけちゃえ」

ぱんだぬきはこんな風で相手にしていませんでした。

 

それでも二月二日には

「明日は幼稚園はお休みする」というので、

先生に、

「本物の鬼が来るのでどうしてもお休みしたいそうですから

明日は幼稚園お休みさせます」

と言ってきました。

 

その日、お迎えに行くと

「やっぱり明日も幼稚園に来る」

というのです。

先生に聞いたら、

「こっそり、鬼の正体を教えました」

とのこと。

他のお子さんに内緒で

鬼は園長先生だと知らされて

安心して節分に登園し、

豆まきを楽しんだそうです。

 

そのあとで描いたのがこの絵。

 

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もう、かわいくて。
それから、20年以上たっても

この絵は外せません。

 

結婚した娘は豆をまくかな、と

思いを馳せつつ、

今夜は夫さんと豆まきです。