こんにちは、ぱんだぬきです。
今月、子どものパン教室のメニューは
クロワッサンでした。
16年子どもパン教室をやってきて、
初めてメニューに載せました。
手慣れた大人が作れば70分を切って作れる
おそらく世界最速のクロワッサンです。
春からずっと試行錯誤して、
小学生にも作れるかどうかは
実際のクラスが始まってみないとわからない、
そんな冒険のメニューでした。
今日で高学年クラスがみんな終わって、
ほっとしました。
子どもたちはみんなちゃんと
クロワッサンと裁ち落としで作るクイニーアマンを
ちゃんと作ってくれました。
こんな感じです。
こんにちは、とやってきて
計量した粉類に水を注ぐことから始めて
捏ねて、バターを折りこんで、
きちんと成型して、発酵もさせて、焼く。
焼きあがったらみんなの写真を撮って、
写真付きでレシピを印刷して、
試食して終了。
子どもたちを急かし、自分も頑張ってやりましたが
残念ながら90分には収まりませんでした。
早いクラスで95分でした。
う~~ん、ちょっと悔しい…
もう一つ、心残りがありました。
クロワッサンは折りこみの作業があり、
バターが溶け出さないように、
途中、生地を冷やしてバターを固めながら作業します。
時間を短縮するために、
冷凍庫に何度も数分ずつ入れながらの作業でした。
これまでのパンをすべて、
捏ねる→発酵→成型→発酵→焼成という、
いつも同じ工程で覚えてきた子たちに
「今日はクロワッサンを作ります、
今までのパンとは工程が違います。
いつものように進めてはいけません」
と言わねばならなかったのです。
子どもパン教室は、
いつも同じ工程で、
安心して楽しく作業できるところなのに。
クロワッサンはとても作業が多く、
それも、気を遣う難しい作業で、
どうしても、先生が手を貸す場面が増えました。
子どもたちも疲れてしまうようでした。
憧れのパン、クロワッサンなので
毎年のメニューに入れてあげたい思いが半分、
特異な製法なので今回限りで
もうメニューには載せないほうがいいか、
という思いが半分です。
しばらく悩むことになりますが、
来月、子どもたちに
クロワッサンの感想を聞いてみて、
決めていきたいと思います。
でもなあ・・・
世界最速のクロワッサンレシピ。
せっかくできたのだから封印しちゃうのも
もったいないな、と欲が出ます。
少し修正して、大人向けに書き直そうかな。
どこかで使える日が来るといいな、
と思っています。