たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

丁寧な暮らしにあこがれるけれど・・・

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

お彼岸です。

今年は赤い彼岸花をまだ見ていない・・・

でも、今日はおはぎを作りました。

もち米一合分で餡子4つ、黄な粉3つ。

夫さんと二人分のお昼です。

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小豆を炊いたのは昨日。

以前、NHKのプロフェッショナルという番組で

小豆を炊くあんこのプロの回を見まして、

今年はあれでやってみよう!と思っていました。

 

 

大納言小豆を用意し、

洗って水から火にかけて、

ネットで調べたら…

違ってました。

熱湯に小豆を入れる炊き方でした。

最初から違ってる・・・・・

 

まだ大丈夫かな、と

大急ぎでざるに上げて

もう一度お湯を沸かす。

 

グラグラしたところに豆を入れ、

もう一度ぐらぐらしたら火を弱めて

20分ほど。煮てみた。

 

そこでざるに豆を上げると、

豆のへそが鍋に残るはず・・・だった。

しかしへそはみんな豆についたまま。

最初に濡らしちゃったせいかな?

 

仕方なく一粒ずつ、

竹ぐしを使ってへそを外し始めましたが

1/4ほどでちょっと腰が痛くなってきて挫折。

1/4は小さな鍋で、残りはへそ付きのまま、

目分量で砂糖を入れてちょっと煮ました。

 

 

へそを取ることに懸命になり、

砂糖を加える前の煮方が十分でなく

小豆がふっくらしていない、

二種類のつぶあんができました。

あ~あ。

 

 朝、もち米を水に浸して、

水分量はぴんと来ない。

おこわの水分では固いだろうし、

炊飯器の白米の所でいいか。

 

昨夜、タッパーに入れて

冷蔵庫に保存した餡を出してみると、

固いし、甘みも足りない。

今日使うくらいを小鍋に入れて

また目分量で水と砂糖を足し、

あくを取りながら、

豆をつぶしながら、

最後に塩を少し加えて、終了。

 

もち米ご飯をお昼に間に合わせて炊いて

小さな俵を4つ、餡子で包んで、

大きな俵を三つ、砂糖と塩を入れた黄な粉をまぶして。

 

うん、大体こんな感じ。

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結婚した当初

お姑さんが新米とともに

もち米と小豆も送ってくれていました。

それからほぼ毎年、おはぎを作っています。

 

ふつうなら、結婚30年ともなれば

毎年同じ手順で、

おそらく、先代から引き継いだ

いつもの味のおはぎができるものでしょう。 

 

手慣れた、丁寧な手順で

飾ることなく、気負うことなく、

代々、営まれる穏やかな暮らし。

 

ぱんだぬきは毎年初めてのように手探りです。

毎年違う味、違う大きさ。

昨日、豆のへそ取りを始めたときは

丁寧な味の餡が出来そうでウキウキしたけど、

結局途中で挫折、ゆっくり煮るのも挫折、

残ったのはへそと軽い腰痛…

憧れの丁寧な暮らしは

ぱんだぬきには無縁のようです。