たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

パン教室 うつせみキッチンのブログはこちら

友だち追加

自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

娘も弾いた被爆ピアノ

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

戦後75年の今年はコロナ禍にあって、

8/6の広島の平和記念式典も

参加者を大幅に減らして行われました。

 

例年、参加者全員による合唱があったのが

今年は皆で歌うことははばかられることから、

少人数の高校生4人による合唱が行われました。

 

そして、その伴奏には「被爆したピアノ」が使われ、

話題になっています。

高校生の歌声が心に残っている方もいることでしょう。

矢川さんという調律師さんが所有する被爆ピアノは、

これまでもあちこちで演奏されていました。

佐野史郎さん主演で映画にもなっているようです。

 

 

娘が中学生だった時、平和教育が盛んでした。

合唱コンクールの選曲にも

「木琴」とか「花を探す少女」などの歌が多く採用されていました。

そして娘の修学旅行は広島でした。

 

被爆者の皆さんから生の声を聴き、

被爆ピアノの伴奏で、皆で歌を歌う、という修学旅行でした。

原爆ドームを臨む親水公園で合唱するのです。

その時の学年合唱の伴奏に娘は手を挙げました。

 

その時の写真が市の広報の表紙になり、

手元に残っています。

  広報あつぎ 2009年7月15日号

f:id:pandanukichen:20200818183819j:plain

ピアノに掛けた千羽鶴も修学旅行前に皆で折ったものです。

 

子どもの通う中学でも修学旅行に広島だけに行ったのは

この学年だけだったように記憶しています。

長男は奈良京都大阪だったし、

末っ子も、京都広島にも行ってるので。

 

でも、こうして被爆ピアノを

実際に弾く事の出来た娘にとって

また、被爆ピアノを弾いた娘を持つぱんだぬきにとっても

忘れられない修学旅行です。

お楽しみの京都やUSJに行きたい思いが勝っていて

ひたすら平和学習だった中学三年生の夏、

10年以上前の中学生のころのことです。

 

写真の中で娘の弾いているこのピアノが

式典で演奏されたピアノなのかどうかは定かではありません。

でも、きっと、娘も平和式典のニュースなどを見て、

その頃とは心持も違って貴重な経験をさせてもらえたことに

感謝しているのではないかと思います。