こんにちは、ぱんだぬきです。
昨日に続いて紙を切っています。
ちょっとはまりました。
これ、ポスターの部分ですが、
何ということはないチラシをはさみで
切っただけのものなんです。
手のひらに乗る大きさです。
作者は藤岡祐機さん。
昨夜、ぱんだぬきが切ってみたのはこれ。
何枚か切ってみて、
やっとうねうねさせられるようになりました。
今日はこちら。
沢山細く細く切り込みを入れる間に、
何本も切り落としてしまいます。
ハサミの刃渡りを使って一回で切ると
まったくうねりません。
ハサミの根元を細かく動かし切り進むとうねります。
面白いです。
うねっていくと表情が出る。
無心で集中すると落ち着くんだろうな、
ちょっとだけ、わかる気がしました。
作者は熊本で毎日規則正しく暮らしているそうです。
毎日同じことの繰り返しの最後に紙を切る。
始めはうねりもなく、切込みも太かったのが
年を追うごとに細く繊細になって行ったそうです。
毎日毎日作っているこどもの作品を
お母さんはすべて捨てずに保管しているそうです。
愛おしそうに、作品を「この人たち」と呼びます。
展覧会には公平に連れていきたいようでした。
家族の愛情に裏打ちされた作者の生きた証。
お母さんにとってはかわいい孫のようなものでしょう。
その背景があってこそのアートですね。