たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

雨ばかりの憂鬱な日でも・・・ バジリコのスパゲッチ

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

七月も半ばになったというのに、

よくまあ、降ること…

日が差す日がほとんどありません。

 

 

庭の緑も何となく元気がない・・・・

カボチャはひょろひょろ、

下の方から葉が枯れてきています。

パセリも根腐れかなあ…

トマトは黄色い花はつけたけれど、

実は青いものもみあたらず。

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それでも写真を撮ると青々してます。

バジル、ちりめん紫蘇、藍、サトイモ

葉が茂っています。

そしてコキアがいちばん元気なよう。

コキアの実は「とんぶり」ですから

これも食用に出来るのか?と半信半疑で

小さな実がついているのを見守っています。

 

春から食卓をにぎわせてくれたレタス類は

もう季節が終わりなのでしょう。

食べられるようには茂りません。

もんしろの餌食になった小松菜も

結局はあまり食べられずじまいです。

 

変わって紫蘇とバジルは

たくさん取れるようになったので

バッタが大きくなって

葉っぱの穴も大きくなる前に、

バジリコのスパゲッチを食べることに。

 

今では当たり前になったバジルペーストで

ジェノバ風のパスタを作るのが定番ですが、

ぱんだぬきが小さい頃には大葉で代用するのが一般的でした。

 

東京・飯倉のキャンティというお店で

出していたのが評判だった「バジリコ」の「スパゲッチ」

夫さんが学生のころに神楽坂の喫茶店で食べて、

美味しかったのだ、とリクエストされました。

そのお店はもう残っておらず、

大葉だったのか、乾燥バジルだったのか、

はたまた、本物のバジルだったのか、

今となっては知りようがありません。

 

 

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でもたぶん、いくら神楽坂とは言ったって、

当時生のバジルが出回っていたとも思えないので

沢山の紫蘇を刻んで、乾燥バジルも加えて。

オリーブオイルではなくバターとニンニクで

バジリコのスパゲッチを作りました。

 

最近はパスタにはオリーブオイルばかり使っていましたが、

バターのパスタも懐かしい美味しさです。

夫さん曰く

「うん、おいしい。こんな味だったかな・・・どうだったかな」

と懐かしそうでした。

 

ぱんだぬきが参考にしたのは

暮らしの手帳社の「お惣菜風外国料理」という本。

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昭和40年代ぱんだぬきが小学生の頃の本です。

西洋料理には帝国ホテルの村上信夫さんなどが協力しています。

今では当たり前の料理や材料も

当時は一般的ではなかったことがわかります。

手に入りそうな素材や調理器具でできるかぎり再現しています。

暮らしの手帳社の心意気や

料理人の工夫が見えて捨てがたい料理本です。