たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

花を掲げ民衆を導く自由の女神

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

昨日、朝から東京へ出かけていました。

 

一件目の用事は

昨年フェイスブックでお友達になった女性に会うこと。

大塚駅前の商店街で毎週手作りパンを売っておられます。

FBのお友達とはいっても、面識はなく、

友達申請に承認だけ頂いている、押しかけ友達です。

アポなしで、お店に伺いました。

 

六本木で子どもパン教室を開いて居たり、

池袋にキッチンを構えて教室もなさっている

その女性は思った通りとてもパワフルで

子どもパン教室を東京で試したいと思っている私は

勇気をもらうことができました。

 

 

二件目の用事は、

とある建築事務所さんです。

実は昨年父が亡くなって、

都内に小さな土地ととても古い建物を相続しました。

この土地(使えるなら建物も含めて)を

これからどう活用していくかのご相談でした。

 

比較的便利な場所にあるとはいえ、

築60年もの古い建物、

そこから何か将来にわたって有益なものを生み出すには

それなりのお金とそれなりのリスクと、

それにエネルギーを投じて頑張る勇気が必要なことが

よくわかりました。

 

もうすでに若くない私に、

厚木でパン教室がそれなりの軌道に乗っているのに、

もうすでに子どもは独立し夫さんも定年になっている私に、

何より、もう25年以上厚木に住んでこの土地になじんでいる私に

ちょっと離れた東京で、

お金と時間とエネルギーとリスクをつぎ込むことが

本当に正しい選択なのか?

 

いっそのこと、

売ってお金に換えて老後の資金にしておくとか

今困っていないのだからそのまま置いて

必要になる時を待てばいいとか

守りに入るのが普通なのかもしれません。

 

でもせっかくの東京の土地で

何か若い人たちの役に立つことがしたい、

自分のこれまで得たことをつぎ込んで

私という人間を試してみたい、という気持ちが

どこからともなく沸いてくるのです。

 

大学を出て勤めるも大した働きも成果もないまま

サラリーマンの夫を得て子どもが生まれて育児に専念、

夫の扶養内でパン教室をやっていました、

子どもを三人育てあげました、

楽しい人生でした、ちゃん、ちゃん!

 

それはそれで、充実した人生だとは思います。

でも、それじゃいやだ!

と思っている自分がどこかにいます。

 

でもなあ・・・

お金もかかるし、

何かするなら結構な借り入れも必要だし、

たくさんのリスクも抱え込まねばならないし、

これまで無縁だった「ビジネス」に足を踏み入れるなんて

できるんだろうか…

夫さんの協力は得られるんだろうか、

子どもたちはどう思うだろうか?

「お金は大事にしなよ」と思うよね、普通・・

やっぱり、ただの貸家が一番リスクは少ないかなあ…

 

と、ちょっとネガティブに考えながら

帰りのバスを降り雨の中、家に帰ってきました。

 

帰ってトイレに入ると、

壁に張った新聞広告が目につきました。

令和二年1月7日、日経新聞の全面広告です。

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ドラクロワ民衆を導く自由の女神

女神は三色旗でなく、花束を持っています。

そして、キャッチコピー

 

次のジョブズ

次のケネディ

次のアインシュタイン

きっと、女

 

宝島社です。

樹木希林さんで、

「死ぬ時くらい好きにさせてよ」

の広告や

油まみれの鵜に

「嘘つきは戦争の始まり」

等の広告を覚えている方も多いでしょう。

その宝島社の広告です。

 

 

ネガティブだった気持ちがふっとびました。

頑張ろう。

今年は頑張ろう。

初めての場所でも、初めて会う人でも、

少々忙しくても、眠くても

ちょっと難しい案件でも、

逃げずに立ち向かう年にしよう。

 

 

そして、頑張りはじめに、

帰ってきてすぐだけど、

スイチェンパオを作って

新聞を貼ってくれた夫さんと乾杯したのでした。

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今週のお題「2020年の抱負」