こんにちは、ぱんだぬきです。
今朝は小学校の読み聞かせでした。
1~3年生への読み聞かせが主ですが
学期に一回だけ、高学年にも読み聞かせに行きます。
今朝、ぱんだぬきは五年生の担当でした。
大抵、絵本を読むのですが、
今日は朗読も取り入れました。
ドイツの昔話「黒いお姫様」です。
大分前に、ストーリーテリングの講座で聞いたお話です。
とてもとても怖い話ですが惹き込まれました。
残念ながら覚えてはいないので、朗読です。
子どもたちには
「今日は絵本じゃなくて、怖い話でいい?」
と一応聞いてから読みました。
読み始めて、すぐにこんな一節があります。
「お父様、私は明日死ななければなりません」
みんながぐっとお話の中に入りこんで来たのがわかります。
ハッピーエンドで終わるのですが、
それでも「怖かった~~」と。
ドイツの昔話には怖い物も多いですね。
お子さんによっては心底怖かったかもしれません。
怖がらせてごめんなさいね。
怖い朗読のあとは絵を見る絵本。
大槻あかね作 「あ」です。
こちらは針金人間が物を発見して・・・
もう見て楽しむだけの本です。
最初のお話の怖さは払しょくできたかな。
とっても集中して聴いてもらえて
楽しい読み聞かせの時間でした。
ドイツの昔話と言えば
大学生の頃、第二外国語がドイツ語でした。
その時の先生が5分早く授業を終えて
ドイツの昔話を話して聞かせてくれました。
高校生の頃には漢文の先生が
中国の昔話を聞かせてくれました。
笑い話、怖い話、不思議な話・・・
高校生でも大学生でも
昔話を聞かせてもらうのは
とても楽しい時間でした。
人の声で、自分に向かって語られる昔話は
深く心に刻まれますね。
昔話には何か人間の本質に訴えるもの
があるように思います。
今は、新しい絵本もどんどん出てきていますし、
テレビも、ゲームも、タブレットもあります。
昔話はあまり伝わらなくなりました。
でも、新しい物に埋もれてなくなってしまうのは
もったいない気がします。