娘が小4の時、もう10年以上前ですが、
小学校でパン教室をした事があります。
家庭科の時間を二時間使って、手捏ねのパンを教えました。
子ども会やサークルの親子イベントなどは時々やっていても
授業となると緊張します。
綿密に授業計画も立てないといけません。
分刻みのスケジュール、
こども全員が楽しめて、自分で作ったパンだ、と胸を張れるように。
パンを作るだけではなく、パンについての勉強も入れなくちゃ。
何度も試作して、計画を立てて、本番に臨みました。
とてもいい機会をもらえたんだな、と今懐かしく思い出します。
家庭科室のオーブンは古い電気の物が二台ほどで
30人のクラス全員分を一度に焼くのは困難でした。
そこで、フライパンを使ったパンを考えました。
名付けて、黒ゴママフィンといきなりホットドッグ。
クラスのお母さん方にも少し手伝っていただいて、
みんな生地の感触を楽しみました。
パンの歴史や発酵の不思議も勉強しました。
オーブンが無くても、ふんわりパンが焼けます。
今年みたいに暑いと発酵がどんどん進むので
発酵は乾かないようにだけ気をつければ進みます。
<材料>
強力粉 100g
イースト 小さじ1(3g)
さとう 小さじ1(5g)
塩 小さじ1/3(2g)
ショートニング 4g
ぬるま湯 65g
黒ごま 大さじ1
ソーセージ 2本
<こねる>
ボールに、強力粉、イーストと砂糖、塩をいれる。イーストめがけてぬるま湯を入れて、はしで混ぜる。ひとまとまりになったら台の上に出して油をつけて手でこねる。手の平に力を入れ、体重をかけて、リズミカルにこねる。
<発酵させる>
きれいに丸めて、ボールにいれてふたをし15分-20分あたたかいところにおく。2倍ぐらいにふくらむ。
<分ける>
上からよく見て、同じ大きさになるようにカードで4つにスパッと切る。
<形を作る>
丸めてとじめを下にしておく。
2個はだ円形に丸めてソーセージをギュッと押しこむ。(ホットドッグ)
2個は手で平べったくでつぶして両面をぬらし、ごまをつける。(マフィン)
オーブンペーパーの上に並べる。
<もう一度発酵>
かわかないようにして、10分。
<焼く>
オーブンペーパーごとフライパンに入れて蓋をして両面4分ずつ弱火でこんがり焼く。
黒ゴママフィンといきなりホットドックの出来上がり。
結果大成功。子どもたちも先生も、大変喜んでくださいました。
ぴったり時間通りに終えることもできました。
授業時間を合計6コマも使わせてもらい、大変楽しい時間でした。
忘れられない楽しい思い出です