こんにちは、ぱんだぬきです。
徒歩圏に小さな牧場があります。
ぱんだぬきのお気にいりの散歩道のひとつで
以前、NHKの番組に出た時のロケでも通った場所にあります。
その近くのお家で乳製品の看板が出ていたことに
もう１５年以上前から気づいていました。
数年前からは地元の農協に
ヨーグルトや牛乳がおいてありましたし、
近所の小さなパン屋さんでチーズを使って販売している、
とも聞くようになっていました。
看板はあるけれど入りにくいし、
誰かがいる様子も見えないし、
拘りの生産者で、卸専門なんだろうな、
一般販売はしないんだろうな、
そんな風に思ってずっと遠くから眺めていました。
最近、フェイスブックをやるようになって、
その牧場のページに行きつき、
とうとう思い切って連絡を入れてみました。
BOCCAという牧場です。
そうしたらいともあっさり、買うことができました。
黄色いのは１５ヵ月物のチーズ。
黒っぽいのは５年物とのこと。
日時予約で試食販売してくれました。
ジャージー牛のチーズのようです。
特にそのチーズについて詳しく説明してくれるわけではなく、
いたって自然に、
「牛乳が好きなんで、チーズも作ってます」
「牛乳も生産しただけ全部は売り切れないので」
とおっしゃいます。
余剰を出さないために夏はチーズ、冬はアイスクリーム
と加工を始めたのだそうです。
「日持ちしないのでフレッシュチーズはやりません」とも。
お店の中もシンプルでしたが
関東チーズ大賞の賞状とトロフィー。
そうそう、カウンターの中にはつむぎ車も置いてありました。
ウールもやってるんですか？と聞くと
「羊の毛刈りはしますが、製品にするまでは大変で、
誰かやりたい人がいるといいんですけどねえ・・」
とのこと。
最期の一枚になったチラシをくださいました。
１５か月のチーズももちろん美味しかったですが
これはまあ、
コンテやゴーダやパルメザンのような
固めなチーズとして美味しいな、くらいでしたが
５年物は違いました。
カットできないくらいぽろぽろとしているんですが、
味わいは深くて、塩味も強めに感じられて
熟成された味噌のような風味もあって
これは美味しいぞ、と思いました。
衝撃的なおいしさ、と言ったら過言でしょうか。
デパートで買える味ではないように思います。
売ってもらって帰ってきて、
週末には何にしてたべよう？
サラダに振りかける？
パスタ？
リゾット？
魚のカルパッチョにかける？
どうするどうする！
とずっと考えています。
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この飾りっ気のないご主人。
本当に牛乳が好きで、ずっと酪農に携わってきたそう。
２０～３０年ほど前には厚木にもたくさん生産者がいたそうです。
そういえば私が子どもたちを連れて散歩していたころ、
あちこちにいた牛が減っているとは思ってました。
特別なチーズとの出会い。
このチーズ、特に五年物のチーズを
私だけが楽しむのではもったいない。
誰かに紹介したくなって、今日のブログです。
お近くの方はぜひ。
