こんにちは、ぱんだぬきです。
さいた さいた♬
チューリップの花です。
このチューリップの花も葉も
少々貧相な気がするのは
毎年植えているのではなくて
毎年出てくる花だからです。
最初に植えたのはここへ越してきて最初の秋。
一、二年は買い足しましたが
もうずっと、出てくるのに任せてあります。
年中いろいろな野菜を所狭しと植えて
植え替えで耕すたびに土の中から出てくる球根を
あっちへこっちへと埋め替えながら
20年以上咲き続けています。
26年前ここに越してきたときは
2歳の長男だけだった我が家。
3歳になってチューリップが咲いたら
幼稚園に行こうね、と
言い聞かせていたので、
それが最初のチューリップ。
その次のチューリップの記憶は
24年前。
この色のチューリップの蕾がありました。
末っ子がお腹にいて、真ん中の娘に
「チューリップが咲いたら赤ちゃんが来るよ」
と言い聞かせていたのがちょうど三月の末。
4/2に次男が生まれました。
地元の小さな産科の医院。
病院というより産院という作りの一軒家でした。
新生児室があるのではなく、
それぞれの個室と真ん中のリビングに
ベビーベッドがありました。
そんな作りなので、子どもは入室出来ず、
お見舞いに来て部屋を出たところで話をするだけでした。
初めて母親のいない不安で一杯の彼女は
庭から咲いたばかりのチューリップを持ってきてくれました。
このチューリップの祖先です。
私にとってチューリップは
子どもが小さかった頃を思い出させる花です。
毎年咲いてくれる球根っていいなあ。
今年は咲くのが今までになく早いです。
春の象徴のような花だなと思います。
今年は桜も早くて、
今日はこの辺りでも満開。
朝起きて窓を開けると向こうのほうにちょっとだけ
桜山(と呼んでいる古墳のような丘)がみえます。
ここへ越してきた時はもっと大きく見えたけど、
たくさんおうちが立ってちょっとしか見えなくなりました。
夏の花火大会も家から見えていたけど
今は全く見えません。
時間がたったんだなあ、と思います。
年を取るわけだ・・・