たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

浴衣からハーフパンツ

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

夫さんが染め物にはまっていて、

絹を染めてみたいと言い出したので、

古い振袖の長襦袢をほどいてみました。

娘もお嫁に行ってしまって、

もう振袖を着ることはないし、

娘が着るときにこの長襦袢が見つからず、

違う長襦袢を作ってしまったので

一着余っているのです。

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ぱんだぬきは洋裁・和裁どころか、

ボタン付けくらいしか裁縫をしないので、

普段はこんな裁縫箱を使っています。

もうちょっといろいろ入ったものもあるのですが・・・

どうもお裁縫は苦手で。

 

そんなわけで気楽にほどき始めるたものの、

ほどくって、なかなか大変。

おそらく全部手縫いなのですが

その丁寧で細かな針目に感動。

はぎ合わせの所はきっちりずれないように止めてあり、

袖のアールを付けたところは

折りこんだひだもきれいに止めてあったり、

洗い張りしてサイズ直しができるように、

袖や裾には15㎝くらい折りこんで縫ってある。

 

和裁の縫子さんはこんなに丁寧な仕事をしていたのね。

今でも誂えだとみんな手縫いなのかしら…

等と思いつつ、数日かかって頑張ってほどきました。

 

おしゃれ着洗剤で洗って干してるところ。

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これで半身分です。

片袖でだけで5mはありそう。

振袖は暑いわけだ・・・

 

この倍の生地があるわけで

もしきれいに染められたら、

何に出来るかな?

 

娘に相談したら・・・

「絹のパジャマがいいんじゃない?」と。

たしかに、襦袢なんて下着だから、

外で使うものを作るのは勇気がいります。

肌触りはよいし、パジャマが一番かも。

 

そう思って、ネットちょっと調べて、

浴衣からガウチョパンツを作る動画を発見。

裾の方だけでパンツくらい作れそう。

 

娘が中学生のころ着た、

ユニクロかなんかで買った

赤い浴衣を切って縫ってみました。

 

じゃん!

ハーフパンツです。

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柄合わせなどはできませんが、

履けるように出来上がりました。

全部手縫いで今日だけで縫いあがりました。

目の粗い手縫いで縫い目が弱いので、

はぎ合わせはみんな袋縫いをしました。

 

中学の家庭科でパジャマを縫ったことがある、

というだけでこれを縫ってみられるって

義務教育のありがたさをしみじみ感じています。

 

長襦袢からパジャマも夢ではないかもしれません。

…でも、正絹にこの縫い目はないなあ…

「しつけ」ですかって、言う粗さだもの。

パジャマ作るならミシンがいるか・・・・

 

と、慣れない裁縫をして、

ちょっと楽しくなった一日でした。

明日は上着に挑戦です。