たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

未来がやってきた

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

ぱんだぬきの家は神奈川県厚木市にあります。

ここに家を建てて越してきて

25年ほどになりました。

 

25年前から、つい昨年の初めまで、

我が家の前には建物がありませんでした。

我が家をはじめ数件で持っていた私道の向こうまで

南側が広く空いていたのです。

 

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このくらい大きく空いていたので、

子どもたちを育てる間ずっと見晴らしよく、

何より日当たりがよくて

向こう側の通学路を歩いていく小学生が見え、

駐車場の上を飛び交う赤とんぼに季節を感じ

二階の窓からは相模川の花火が見えたのです。

 


長らく大きな駐車場でしたが、

二年ほど前に宅地に整地され

今は6軒の家が建っています。

 

我が家の子どもたちも大人になり

家を出て夫婦二人の暮らしです。

すっかり寂しくなったうえに、

向かいには家が建って圧迫感が出てきました。

日当たりも以前の半分な感じです。

通学の子どもたちも見えません。

蝙蝠や赤とんぼも来ないでしょう。

 

あああ、つまらないなあ、

でもまあ、直ぐに慣れるだろう、

これまでの環境が良すぎただけだ、

とあきらめていました。

 

ところが!

今日は洗濯物を干していたら

キャッキャと笑い声がします。

よちよち歩きのおちびちゃん。

6軒のうち最初に建った家のお嬢ちゃんです。

やっと歩き始めたばかり。

 

お昼ごろには外で

「ただいま~!」と元気な声。

こちらは小学生のおねえちゃん。

先週越してこられた家族のお嬢さんです。

 

家が建って、暗くなって圧迫感があって、

日当たりが悪くなれば寒くなるし

庭の植物の育ちも悪くなって、

車も増えて、いろいろ気を使うことが増えるだろう、

なんてネガティブなことばかり考えていましたが

子どもたちの声で、吹っ切れました。

 

子どもたちは未来そのもの。

お日様と同じくらいの明るさで

近所を照らしてくれることでしょう。

若い家族が越してきてくれたことを

心から歓迎しましょう。

家族ぐるみで仲良くなれるといいなあ。