たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

1日遅れて柏餅、やっぱり昔ながらの和菓子屋さん。

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

端午の節句は過ぎてしまい、1日遅れですが

和菓子屋さんで柏餅を買いました。

私が好きなのは味噌あんのもの。

大抵はピンクに染めてあります。 

 

和菓子屋さんとヤマザキパンの物と両方買ってみました。

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ぱんだぬきの中で柏餅は二つ折りになってあんが入っているイメージ。

最近はお饅頭や大福のように包み込んであるものが多いです。

ヤマザキパン(右手、陶器のお皿)は量産品でこのタイプ。

 

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漆の菓子皿に乗ったほうが市内の和菓子屋、菊屋さんのものですが

これは昔ながらの二つ折りタイプ。

やっぱり柏餅はこうでなくちゃ、と思います。

職人さんが一つ一つ、生地を二つ折りにしているのでしょう。

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菊屋さんでは

「香りのよい今日のうちに召し上がってください」

と渡されました。

「はい、二つ折りの柏餅がやっぱりいいですね」

とお答えしました。

 

 

 

<頑張れるか?地元の和菓子屋さん>

昔、たいていの商店街には餅菓子やさんがあって

桜餅、柏餅、お彼岸のおはぎのような行事のお菓子や

お茶会の為の練りきりや祝儀・不祝儀のお饅頭

おめでたい時のお赤飯に一歳のお祝いの一升餅

お正月用のお供えや切り餅など

たくさんの需要があったでしょう。

 

ぱんだぬきが厚木に越してきたときには

今よりたくさんの和菓子屋さんがありました。

いつもおはぎだけ売っているお店もありました。

閉めてしまったお店がいくつもあります。

 

大福やお団子、お饅頭はスーパーでも

安く買えるようになっちゃったし

後継者は育たないし、という事だったのでしょう。

寂しい気がしますけど、

自分も子どもの小さいときなど特に

安いスーパーのお団子や大福に走っていたから・・・

しかたなかったのでしょう。

 

地元の小さなお店を支えるのは

なかなか大変な事だと思いました。

 

<柏餅はうるち米

 

製菓学校の先生の書いた和菓子の本を開いて調べてみると、

柏餅は上新粉うるち米の粉)で作ってあります。

餅と言っても大福餅やしらたま団子より

お月見団子や串団子に近いです。

上新粉を練って蒸して捏ねて作った生地で、

餡を包んでもう一度蒸してから柏の葉に包んであります。

 

ひな祭りの桜餅も関東では

小麦粉に少し白玉粉を混ぜた

クレープのような皮であんをくるんだものです。

 

もち米が材料でないお餅もたくさんあるんだな、と

改めてわかりました。

おそらくもち米そのものが高価だからだろうと想像します。