たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

厚木市の自宅と東京でパン教室をしています。

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自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

自治会防災訓練で炊き出し

こんにちは、ぱんだぬきです。

9月1日の防災の日、昨年に引き続き、

防災推進委員のぱんだぬきは防災訓練に参加しました。

 

 

昨年の春、防災意識が高くもないのに

引き受けてしまいまった防災推進委員。

今年も6月には委員のための訓練にも行きました。

行って、話を聞いて、訓練してくることで

少し防災意識が上がっています。

 

 

 

今年、自治会の防災訓練は9月1日、

場所は地域の小学校です。

 

委員も二年目なので、

積極的に参加すべきでしたが

あれこれ準備して指導するほどにスキルアップしておらず、

消極的に・・・昨年同様でいいか、と

得意分野の炊き出し班に入れてもらいました。

 

炊き出しのお手伝い

 

6升のコメを2升炊きの電気がまで炊き

4つの大鍋にチキンカレーを120人前作りました。

 

炊飯器の電源はガソリンの発電機。

カレーの熱源はカセットコンロ。

若い人も年配者も合わせた8人で

カレー作りが始まりました。

 

 

本当に被災したら、こうはいかないよね

面識のある人もない人も

一緒に料理しながら

具をどのくらいのサイズに切るか?

具材は炒めてから煮るか?

と作り方の相談が始まりました。

 

 本当の炊き出しだったらどうだろう?

を基準にして考えます。

 

実際の炊き出しなら燃料が大事だよね。

火の通りやすいように小さめに切ろう。

 

 

肉はまな板で切ったけれど、

衛生面からひき肉のほうが手が汚れないね。

そもそも、災害時に生肉ってあり?

大豆の水煮やツナ缶鯖缶でカレーにしたほうがよかったんじゃない?

 

 

次回へ向けて建設的な話ができました。

 

 

不安に押しつぶされそうな人たちや

避難所外からも助けを求めてくる人たちが

たくさんいる避難所で、

何時間ぶりの食事となるかもしれない

炊き出し。

 

家へ持って帰って食べさせたい家族もいるでしょう。

足りない食料を不満なく分けるには?

配り始めてから足りなくなることもあるでしょう。

 

 

今回は参加人数に対して余るほどのカレーが用意できましたが

実際はそうはならないでしょう。

燃料や食料が底をつくことも気にしながら

声の大きい人や図々しい人が食べられて

弱者が食べられないようではいけないし、

 

かといって誰でも同じ量が必要なわけではない。

 

 

配るのも、やはりもめごとのもと、

係が手渡すに限りますね。

選ぶ人が出てくると、

行列の後ろの人はイライラします。

 

無い方がいいけれど、

もし被災して炊き出しをすることになったら

訓練に参加経験のある私たちが率先して

ボランティアさんや元気な人たちに

指示を出さなきゃいけないんだ、と

訓練の重要性を感じて終わりました。

 

防災意識の高くなかったぱんだぬきも

今日は少し意識が高まりました。

 

 

 

今回も炊き出し班での訓練でしたが

入れれば出すのが生き物です。

 

体育館の中では防災時のトイレが話題になっていました。

トイレはやはり一番の問題です。

水がなく、下水道が使えない場合もあるのです。

意識の低い人が少し混ざるだけで

災害時のトイレはどんどん汚れていきますし

どんどん匂いもきつくなっていきます。

 使わずに済むことはありません。

 

水が出なくなったら、

家のトイレをどう使えば数日過ごせるか、

家に入れなかったらどうやって用を足して

衛生的に管理できるか。

何を用意しておけばよいか。

 

年に一度でも、考えて、想像しておくことが

重要かと思いました。