こんにちは、ぱんだぬきです。
先日、師走の気忙しい時に電話が鳴りました。
「ヤマハピアノです」
そうでした、調律の時期でした。
今日の午後、教室の前に来てもらいました。
今年は二年に一度の発表会があります。
いつも年末の発表会。前回も前々回も。
そんなわけで発表会前に調律してもらいたくて
12月に頼んていたのでした。
ちょっと忘れていました。
調律の間、ぱんだぬきは教室の準備です。
午前中に焼いたスポンジにデコレーションをして、
テーブルを整えて材料を計って。
作業しながらピアノの音が少し聞こえます。
「随分狂ってましたねぇ」
「ありがとうございました」
もう40年来ぱんだぬきが子どものころからの
付き合いの長い調律師さんです。
弾き心地に注文を言ったり
調律のあとに試し弾きをしたり、
そういうことは出来ないでいます。
耳にも腕にも自信がないし。
調律師さんは最後にいつも同じメロディーを弾きます。
いつも同じものを弾くことで
出来栄えを確かめているんだろうなあと思います。
40年以上、調律の度に聴いている
物悲しい懐かしい、メロディー。
曲名はわかりません。
夜になって弾いてみると
スッキリ爽やかな音色になったような気がしました。
和音がきれいに響きます。
やっぱり狂ってたんだな、とここで分かります。
発表会まで2週間、楽しく練習できそうです。