こんにちは、ぱんだぬきです。
昨日は娘が我が家から振袖を着て
東京の結婚式へ出かけて行きました。
久しぶりの仲間に会い、二次会もあって
楽しいひと時だったことでしょう。
脱いだ振袖は今日にでも持ってきてね、
と言ってもよかったのですが
夫さんが車を出してもいいよと言うので、
娘の家まで回収に出かけます。
露出多いドレスなら畳んでしまうと小さくなりますが
振袖は下着から帯、小物類まで合わせると
かなりな重量になります。
一人では着られないだけではなく、
振袖を運ぶのも大変です。
髪を結うのもなかなか難しい。
そして脱いだ後畳むのも難しい。
素敵な振袖を持っていてもなかなか着られないのは
こういう事情もあるのですよね。
昨日娘の着て行った振袖は
ぱんだぬきの成人式に祖母が誂えてくれたものです。
20歳当時、ぱんだぬきは着物は好きではなく、
(今も自分が着物を着ることは好きではない)
振袖は要らないから楽器が欲しい、と言って
祖母には、散々怒られたものです。
結局楽器はあきらめ振袖を着たのでした。
誂えるにも、着るにもこれだけ手間がかかると
好きでないと着られません。
ぱんだぬきは成人式の写真を撮る日と
結納の二回しか着ませんでした。
買ってもらったこをずっと後悔していました。
全くもったいない話です。
娘は着物が好きなようで
ぱんだぬきの振袖を着てくれてよかったです。
振袖が娘によってやっと生かされた感じです。
おかげで少し着物嫌いの罪悪感が薄れてきました。
お節料理もそうだけれども、
文化の継承ってなかなか大変だなと思います。
新し時代の生活とうまく折り合いをつけて、
少しでも残して行けたらそれでよし、
と思うことにしましょうか。